[na⸢kagusu̥⸣ku]

ナカグスク

  • [品詞] 名
  • [意味] 目隠しの石塀<石垣>。首里では、hwinpuN。門と母屋の間にある、高さ約6尺、長さ約9尺の石塀。防風と目隠し、悪霊の進入を防ぐ等の機能があるという。鳩間島ではナ⸢カグス⸣ク[na⸢kagusu̥⸣ku]と母屋の軒との距離は葬儀の際に必要な、最低でも⸢ガンダラゴー[⸢gandaragoː](龕)の長さを必要とされていた。神事に関する客はナ⸢カグス⸣クの右<東>側を通って入室し、普段の客や不祝儀の客は、ナカグスクの左<西>側を通って入室した。ナ⸢カグス⸣クの内側にはパ⸢ナ⸣ギ[pa⸢na⸣gi](活花用の花卉類、イ⸢ツァン⸣パイキー[ʔi⸢ʦam⸣paikiː[<榊サカキ>、クロトン、トゥ⸢ラヌズー[tu⸢ranuʣuː]<虎の尾>など)を植栽した。また、鑑賞用に薔薇をうえたり、生活に実用の⸢クース[⸢kuːsu](唐辛子「胡椒」の義)を植栽する家もあった。