[⸢nimbu⸣ʦaː]

ニンブツァー

  • [品詞] 名
  • [意味] 「念仏歌」の義。⸢ソー⸣ラン[⸢soː⸣raŋ](お盆)に先祖供養の歌として仏前で歌われる歌。沖縄本島の「念仏歌」が八重山地方へ流布してきたものといわれている。「念仏者」が原義で、「念仏者が歌う歌」の意に転訛し、今日のように「念仏歌」そのものをさすようになったと考えられる。鳩間島では、(i) ム⸢ヌン⸣グイウタ[mu⸢nuŋ⸣guiʔuta](物乞い歌)、(ii) シ⸢ザ⸣ヌクイ[ʃi⸢ʣa⸣nukui](兄の声)、(iii) ⸢ウシトゥ⸣ヌクイ[⸢ʔuʃi̥tu⸣nukui](弟の声)などは鳩間島の特徴的な念仏歌であるが、(iv) ン⸢ゾーニンブツァー[ʔn⸢ʣoːnimbuʦaː](無蔵念仏歌「無常念仏歌」の義)は八重山地方一円に流布伝承されている(『沖縄文化』36・37参照)。