[ti⸢bu⸣ku]
ティブク
- [品詞] 名
- [意味] ⸢手矛」の義。茅葺き屋根を葺く際に、茅を押さえるのに用いる、直径約3センチ、長さ約3メートルの若木叉は竹。根の先端を削って矛状にし、それを差し込みながら継ぎ足していく。屋根葺きは屋内からパ⸢ルシキ⸣プス[pa⸢ruʃi̥ki⸣pu̥su](針突き人)が⸢ヤーシキ⸣パル[⸢jaːʃi̥ki⸣paru](竹槍の家葺き針屋根突き針)を突き出すと、それに屋根葺きがシ⸢ミ⸣ナー[ʃi⸢mi⸣naː](締め縄)を貫き通し、針突きが一旦屋内に引き込んで垂木を跨(マタガ)らせて再び屋根の上に突き出す。屋根葺きはそれを受け取って、ティ⸢ブ⸣ク[ti⸢bu⸣ku]に掛け、縄を二重に強く巻き締めて葺き茅を抑え、順々に屋根を葺きあげていく。足でトントンと踏み固めて締めつけ、葺き進める。葺き手とパルシキプスが声を掛け合いながら竹槍の針を突き出すタイミングを計って屋根葺きをした。