[ɸu⸢noː⸣ra]

フノーラ

  • [品詞] 名
  • [意味] (地名)船浦湾の西側に位置する船浦集落。往古、西表島北部にあった古村鬚川村はマラリアのために廃村となり、住民は鳩間島に移った。戦後はマラリア撲滅に伴い、鳩間島から船浦への移住が増え、またその他の地域からの移住者も増えて現在のように栄えた。西表観光の船着場としての機能も果たしている。1611年の慶長検地によると古見間切に所属する「ひけ川村」『論集沖縄の集落研究』は、ピ⸢ナイムラ[pi⸢naimura](鬚川村)のことで、船浦にあった古村のことであろう。鳩間島のピ⸢ナイ⸣ウガン[pi⸢nai⸣ʔugaŋ](鬚川御嶽)はピナイムラの御嶽の香炉の灰を分けて建立されたという口碑が伝わっている。⸣シザバナリ[⸣ʃiʣabanari](下離)、ナ⸢ダラ[na⸢dara](なだら田原)、ナ⸢カ⸣シ[na⸢ka⸣ʃi](中石田原)、ニ⸢シダ[ni⸢ʃida](西田田原)の対岸にフ⸢ノー⸣ラ[ɸu⸢noː⸣ra](船浦田原)は位置する。