[⸢homma⸣ki]
ホンマキ
- [品詞] 名
- [意味] カツオの餌撒き(本撒き)。カツオ漁船がトゥ⸢ルマキ[tu⸢rumaki](カツオドリの群れ<鳥巻き>)を発見して追跡し、船を魚群に付ける際に「本撒き」が腕を振るう。餌の投げ入れの良し悪しによって魚群が船体に群れ寄るか、否かが決まるからである。熟練した「カツオの餌撒き」が船頭やイ⸢チバン⸣ジョー[ʔi⸢ʧiban⸣ʤoː](一番竿一番釣り手)らの指示に従って餌を撒き入れた。カ⸢ツドゥル[kḁ⸢ʦuduru](カツオ鳥<ウミネコ>)の飛び方、潮の流れを見定めつつカツオの喰いつきを判定するタイミングを捉えなければならない。餌の撒き方の上手、下手はその日の漁獲を左右した。釣り始めは散水器の放水と同時であった。カツオの喰いつきが弱くなると「本撒き」は、イ⸢キ⸣マ[ʔi⸢ki⸣ma](生け間)からタ⸢ブ[ta⸢bu](たも網<攩網>)で⸣ザコー[⸣ʣakoː](餌<雑魚>)を掬い、撒き入れてカツオの喰いつきを誘った。