[ma⸢kinu⸣ joi]
マキヌヨイ
- [品詞] 連
- [意味] 牛牧の祝い。牧場の祝い。毎年旧暦の9月の干支のウ⸢シニー[ʔu⸢ʃiniː](丑の日)にフ⸢ク⸣ヌマキ[ɸu̥⸢ku⸣numaki](西表島伊武田地区の福の牧)のウ⸢シヌ⸣ウガン[ʔu⸢ʃinu⸣ʔugaŋ](牛の御嶽)で行われた。子牛の耳を切って⸢ヤー⸣バン[⸢jaː⸣baŋ](各家の目印)を付け、牛の繁昌祈願が行われた。その際、二人一組で対座して⸢ペンシキビリ[⸢peŋʃikibiri](正座跪いて座ること)し、ミ⸢キバタ⸣シ[mi⸢kibata⸣ʃi](神酒を入れる容器)を持ち上げ、歌の調子に合わせて右上、左上へと交互に持ち上げた。歌い終わって次の組みに手渡す際は、次の詞章を交わした。A(ミキバタシを手渡す側):マ⸢ムレー⸣ マ⸢ムレー⸣ ッサリー ⸢キュー⸣ヌピー ク⸢ガニピー⸣ナ タ⸢ボーラリ⸣タル ⸢ウーミサ⸣クドゥ ⸢マーム⸣レー⸢ユー⸣ ッサリー シ⸢ギシューヤ タッ⸣テヌ ⸢ウンナーマ⸣ドゥ シ⸢ギシューユー⸣ ッサリー イ⸢メーヌ カー⸣ジ(マムレーマムレー<神の加護だ、神の加護だ>、申し上げます今日の佳日、黄金の日に賜ったお神酒が神の御守護の印と申します次の主は、どこそこの家のお方が次主でございますサリーさあお参りなさいませ)。B(受け取る側):⸢ウー⸣タリ(畏まりました)といって受け取る。
例文