[⸢jaːɸu̥ki⸣pu̥su]

ヤーフキプス

  • [品詞] 名
  • [意味] 屋根葺き。屋根葺き担当の人。「家葺き人」の義。昭和30年頃まで、鳩間島の大人は誰でも茅葺屋根を葺くことはできた。新築の際は部落民総出で屋根葺きをした。いわゆる⸢ヤースクリ⸣バコー[⸢jaːsu̥uri⸣bakoː](家造り共同作業)であったから、力のある青年、壮年の男子が進んでその任に当たった。長老たちは地上から屋根葺きの模様を眺めて細かな助言を与えつつ、作業を進行させた。茅の束を屋根まで投げ上げる作業も腕力のある若い人が分担した。屋根の下には、⸣パル シ⸢キプス[⸣paru ʃi̥⸢kipusu](長い竹製の屋根葺き用の矛<針>を突く人)がいて、屋根の上の屋根葺き人と声を掛け合いながら竹矛を上へ突き出して屋根葺き綱を矛に通してもらい、それを内側へ引き込んで垂木を跨(マタ)げて再び屋根の上に突きだして屋根葺き人に引き締めてもらい、屋根葺き作業を進めたものである。