[ja⸢ma⸣bakoː]

ヤマバコー

  • [品詞] 名
  • [意味] 山での共同作業。建築用材を伐り出すための共同作業。「山博労(ヤマ|バク|ロウ)」の転訛したものか。建築用材を伐採するために家主は予めヤ⸢マ⸣フミ[ja⸢ma⸣ɸumi](山踏み)をしておいて、良材の伐採できる所を調べておく。日時を決めて村人に結いによる共同作業を依頼する。⸣バコー[⸣bakoː](共同作業)の当日は、伐採する人はヌ⸢キ⸣ル[nu⸢ki⸣ru](鋸)とヤ⸢マンガラ⸣シ[ja⸢maŋgara⸣ʃi](山刀)を持って参加し、材木を粗削りする人はヤ⸢マブー⸣ヌ[ja⸢mabuː⸣nu](山斧)とヌ⸢キ⸣ル[nu⸢ki⸣ru](鋸)、ヤ⸢マンガラ⸣シ[ja⸢maŋgara⸣ʃi](山刀)を持参した。当家の人は、15~16人程の男の朝食と昼食、午後3時の⸢サー⸣フキ[⸢saː⸣ɸu̥ki](茶受けの餅)、⸣サー[⸣saː](お茶)を用意した。賄い方として2、3人の若い女性も依頼した。作業員たちは早朝に、3~4艘の⸣イダフニ[⸣ʔidaɸuni](サバニ)に分乗して目的地へ渡り、共同作業を実施した。夕方には鳩間島に帰り、ブ⸢ガリノー⸣シ[bu⸢garinoː⸣ʃi](骨休め<疲れ直し>)として、当家で夕食を取り、酒食の持て成しを受けた。