[ʔn⸢nigiː]

ンニギー

  • [品詞] 名
  • [意味] むなぎ(棟木)。家を建てる際、柱・梁(ハリ)などを組み立てて、その上に棟木(ムナ|ギ)を上げる、その材木。ン⸢ニギタ[ʔn⸢nigita](棟桁)ともいう。棟木には、「天官賜福紫微鸞駕」と墨書(ボク|ショ)し、ピ⸢ル[pi⸢ru](大蒜)と塩を包んで、棟木に吊(ツル)るす。上棟式(ジョウ|トウ|シキ)は満ち潮に合せて行う。四隅の⸣ムヤーバラー[⸣mujaːbaraː](母屋柱)の上には、紅白の餅を供え、ナ⸢カ⸣バラー[na⸢ka⸣baraː](中柱、大黒柱)の上にも紅白の餅を供えて、安全・健康・繁盛の祈願をし、建築の施主と棟梁が屋根から餅撒きをする。子供たちや村人たちが餅を拾うためにたくさん集まってくる。