-が

[-ga]

  • [品詞]
  • [意味]
  • [意味1] 1. が。人名・人代名詞などに付いて主格を示す。他の名詞の主格はふつう-nu(が)で表わされる。ただし, 人を表わす名詞の場合, -ʂiに終わる形の場合(逆接の-ʂigaとは別), その他の場合にも-gaの付く例がある。また, -gaのあとには-ja(は), -N(も), -du(こそ)などの助詞が付いて-gaa, -gaN, -gaduなどとなることがある。なお'waN(わたし)に付く時は'waaga(わたしが)となる。ʔari~caN. 彼が来た。'waa~kacaru tigami. わたしの書いた手紙。siNsii~ʔmeNsoocooN. 先生がいらっしゃっている。この場合はsiNsiinuとも言える。しかし, たとえばʔama(あのかた)の場合はʔamanuと言い, ʔamagaとはふつう言わない。'NNdaNʂi~ masi. 見ない方がよい。nuu 'jatiN kanuʂi~ ʔami. 何か食べるものがあるか。ʔarigaa ʔicusa. 彼なら行くよ。'waagaa naraNʂiga, ʔjaa~ najumi. わたしにはできないがおまえにできるか。'jamatuNcugaa ʔanee saN. 日本人ならそうはしない。'waNjaka hukanee taa~N siraN. わたしよりほかには誰も知らない。kuree 'waa~N najuN。これはわたしにでもできる。ʔari~duN musika 'wasataduN sjuraba. あれがどももしか我沙汰どもしゆらば彼女がもしもわたしの話でもしたら。
  • [意味2] 2. の。が。属格を示す。-nuの項参照。ʔari~ sjumuçi. 彼の本。sibai 'NNdazijaka ʔuQsa~ sisi kamee maa haiga. 芝居を見るよりはその分の肉を食べた方がどれだけいいかわからない。